通常の農家は機械を使って種まきをしますが、我が家ではハウスに並べた苗箱の上から種を手で蒔き、その上からふるいで土をかけるやり方です。
種まきする箱数は約5000枚弱。
ハウスの中が暑くならない早朝から行います。
毎年のことながら、順調に芽が出てくると、ひとまずホッとします。
柔らかそうな黄緑色の新芽。わが子のようにかわいいです。
田んぼを耕した後、水を入れて代かきをします。荒代(あらじろ)と言われる1回目の代かきと、本代(ほんじろ)と言われる2回目の代かきがあり、2回目の代かきで最終的に仕上げていきます。
田んぼの土がどんどん柔らかくなっていきます。
約25日ほどで15cmくらいに生長した苗たちは、苗箱から広い田んぼに植え換えられます。
条件が良ければ1日約3ヘクタール(3万㎡)の田植えをします。
天気が良くて、苗もうれしそう。
素足で入る田んぼの感触に最初はみんな戸惑いますが、慣れてしまえば気持ちの良いものです。上手く植えられるかな?
場所によってはアゼから水が漏れやすい田んぼがあります。水をたくさん必要とする稲にとって水がなくなってしまうのは致命傷。そういった田んぼには漏水防止のためアゼにビニールを貼ります。
雨の降る中での作業は大変です。
気温が上がって稲が少しずつ元気を出してくると、アゼの草たちも元気を出してきます。除草剤をできるだけ使用しないように、草刈り機を担いでの草刈り。休憩を挟みながらでないと体力が持ちません。
だいぶ稲が生長してきてますね。
重さ 30kg ほどの機械をかついで田んぼの中を歩く作業は本当に重労働。
例年9月初めから始まる稲刈り。実りの秋は一年頑張ってきた農家にとっては一番喜ばしい時期です。今年も豊作!
適正な水分に乾燥が仕上がったモミは、モミすり機へ。
モミすり機でモミを取り終った玄米は、石抜き機や着色したお米・異物を取り除く機械を通して、計量機へと送られます。
計量機で30kgずつ計量され、最後に袋詰めされます。
一般に米の検査というと、米の品質(等級)を判定することだと思われる方も多いかもしれませんが、実は検査員が検査する内容は・・・
など他にもいくつかあり、検査項目は多岐にわたります。
- この米が本当に袋に書いてある品種と同じか
- 30kg の重さがあるかどうか
- 水分は適正か
- 等級は何等か
- 新潟県の米で間違いないか
米の検査は誰でもできるわけではなく、農林水産大臣から認められた検査員しかできません。
現在わくわく農場では2名の検査員がおりますが、米の検査ができるということだけではなく、「米を見る力」があるということが毎年の米作りにおいて非常にためになる資格だと感じています。
カメラの前だと緊張しますね。
検査の終わった米は低温倉庫内に移され、年間通して最適な温度、環境で保管されています。 みなさまからのご注文を、今か今かと待ちわびています(^-^)
米農家のわくわく農場では、家族で力を合わせて作った美味しいお米をお送りします。
みなさまのご注文お待ちしております。(^-^)